2012年1月25日

僕はビートルズ

8巻です。

後楽園球場での世界初のスタジアムコンサート前に誘拐発生。さてどうするのかと思ったら・・・
伝説の興行師とかいうおじさんが出て来て睨みをきかせてあっさり解決。

「もしかして、獅子蔵の親分じゃ・・・」
「獅子蔵ぁ?・・・って・・・あの?」
「横田の米軍に一人で殴り込んで伝説を作った・・・」
「ああ、関東の興業界の元締めとも呼ばれる」
「獅子蔵親分だ!」

という、ワルモノに従っている子分達の説明口調に爆笑してしまいました。
かわぐちかいじともあろう人が、こんな前時代的な脚本を書くなんて。。
しかも、特に脈絡も無く現れた大物が勝手に解決してくれるなどと・・・ネタが無いんだったら、
別に無理矢理こんなエピソードを入れなくてもストーリー上問題無かったと思いますけどね(^_^;)。

2012年1月10日

頭文字D

44巻です。

折角のNSXが帯でかくれてしまっています。
そういう細かいトコロまで考慮に入れてデザインするだけの余裕は無いのでしょうか(笑)。

雑誌などでも紆余曲折を繰り返していた「次期NSX説」ですが、北米国際自動車ショーでコンセプトカーが出展されたようです。[グランツーリスモ]のサイトでは動画も出ていますが・・・まぁこの形のままでは出ないんでしょうねぇ(^^;)。出ても高くて買えないとは思いますが。現行型(って、もう新車は売ってませんが)のデザインは、営業サイドからの猛プッシュでトランクスペースを後から付けたような感じで(と、勝手に思っています)、リアエンドに向かって間延びしているようなトコロだけが勿体無いですね。次期型こそ「スーパースポーツ」として発売されるのでしょうか。

え?漫画の話は?

1巻使って、特にストーリーが進まなかったので、感想は次巻にて(笑)。

2012年1月 7日

彼女のカレラ

22巻です。
年末に出てたようですが、その頃って本屋が開いてる時間に職場を出る事が出来ずに
今までスルーしてしまっていました(^^;)。

今は雑誌では連載しておらずにWEB配信とコミックス発売だけなのですが、[作者のブログ]とか読んでいますと、WEBの閲覧数やコミックス売上の下限値が決められており、ソレを切ってしまうと一発休載になってしまうとか。最近のマンガ業界って厳しいんですなぁ。管理人はコミックス派なのですが、休載してしまったら元も子もないのでこれからはWEB配信も見ようと思います(^^;)。

2011年12月20日

GUNSLINGER GIRL

14巻です。

ここにきて主要人物がバタバタと死にかけたので、今巻で終りなのかと思ったらまだ続きました。あと一冊分、話が残っているのかが心配ですが、先日の管理人の海外逃亡にてイタリアを選んだ事に多少の影響を及ぼしたマンガですので、もうちょっと頑張って頂きたい。最初っからハッピーエンドになるハズの無い話ではあるのですが。。トリエラとペトルーシュカには生き残ってほしい。

原発を占拠したテロリストとの最終決戦。

核爆弾の起爆を阻止しようと、壁一枚隔てた見えない相手との会話からのプロファイリングシーンは含蓄があってスリリングで手に汗を握ってしまいました。サンドロ、カッコ良過ぎ。

「隻眼の英雄気取りか!」

「・・・待てよ。オレが核を止めなきゃいけない理由はもっと切実だ。
 大切な人がガンになった。チェルノブイリの汚染のせいだ。
 彼女は死んじまった。そんなのは二度とゴメンだ。」

そして城門の守将ホラティウスは言った
地上に生きるもの全てに遅かれ早かれ死は訪れる
ならば先祖の遺灰、神々の聖堂のため
強敵に立ち向かう以上の死があるだろうか
かつて私をあやしてくれた母のため
赤ん坊に乳をやる妻のため
永遠の炎を灯す清き乙女のため
恥ずべき悪漢セクストゥスから
皆を守る以上の死に様があるだろうか
執政官どの、早く橋を落としてくれ
私が二人の仲間と共に敵を押し止めよう
この橋を埋める一千の敵を三人で防いでみせよう
さあ、私の傍らに立ち
共に橋を守るのは誰か?
~トマス・B・マコーリー「橋上のホラティウス」より~

丁度タイミングよく(?)、どこぞのドジョウが「収束宣言」を出してました。
果たして、今のこの日本で『恥ずべき悪漢』とは誰の事なのか。
・・・多過ぎて紙面を埋め尽してしまいそうなので寝ますm(_ _)m。

2011年12月 3日

身の上話

タマタマ手に入った宝くじが高額当選したら・・・そんな時、どうなってしまうでしょう。当選者は「その日から読む本」というのが貰えて、その本の中にはイロイロと含蓄のある言葉が書かれているそうですが・・・管理人の場合、隠すなんて事が出来ずに喋ってしまって、自滅してしまう自信があります(笑)。

あなたに知っておいてほしいのは、人間にとって秘密を守るのはむずかしいということです。たとえひとりでも、あなたがだれかに当せんしたことを話したのなら、そこから少しずつうわさが広まっていくのは避けられないと考えたほうがよいでしょう。不倫相手と逃避行の後、宝くじが高額当選、巻き込まれ、流され続ける女が出合う災厄と恐怖とは。

この本はジャンル分けがちょっと難しいですね。ミステリーっちゃあ、ミステリーでもあり、サスペンスホラーだといえばそうでもあり、ただの「語り」だといえばそうなんですが・・・。あまり書くとネタバレになってしまいますけど、物語は主人公の夫が自分の妻の体験談を微細漏らさず語るだけという構造に終始一貫しています。

こういう「一人称語り」って、思ってるのと違う人の事を話していたり、どこかで人が入れ替わっていたり、実は嘘をついてたり、そういうトリックのタネに使われる事も多いのですが、別にそういうのでもなく、本当に淡々と話すだけ。そしてちゃんとオチもあるという巧妙さです。

高額宝くじが当たってその日から豪遊三昧でアッという間に散財してしまい・・・という話でも無く、自分の意思とは関係無く手にしてしまった宝くじなので、その所有権を巡って愛憎渦巻くドロドロの奪い合いが始まって・・・という展開にもならず(ま、人は死ぬのですが)、途中から「一体この話はどこに向かっているのか」、この語っている「夫」とは誰なのか、はたまた何の目的があって語っているのか、第一、本人ではなくて「夫」が語らなければならないような訳が何かあるのか、と段々訳が分からなくなっていくうちに残りページが尽きてしまい・・・。

ネットで感想とか読んでいますと「こんな女の人はおらんやろからストーリーにリアリティが無い」みたいな事を書いてる人がいましたが、それは多分逆で、こういう展開になっていくためにあのように主人公の性格付けを行った、と見るのが正しいのでしょう。また、「あの人はどのタイミングでその事を知ったんだ」、等々の疑問点も、一人称語りであるがために語らなくて済む、という読者にとっては多少不親切な点が一応正当化できているところも良く出来ていると思いました。主人公が知らない事は「語れない」訳ですから。

あと、以下の理屈には「なるほど」と思ってしまいました。

はからずも人を殺めてしまったとき、とかく凡庸な人間は死体を土に埋めたがります。私を含めた大多数の凡庸な人間という意味です。過去にテレビや新聞で、どれだけ埋まった死体が掘り起こされるニュースを見聞きしたかもしれないのに、それでもなお今日、犯罪者は死体を埋める事をやめません。埋めるのは自分が殺したからだと語っているようなものなのに。

無駄に余計な事をしてしまって文字通り墓穴を掘るという事はよくあります。人を殺してわざわざ埋めに行くというのは、コントなどで「と、隣の部屋には誰も隠れていません!」とかやってしまうのと結果的には同じなのでしょうか。まぁ、「なるほど」などと思っても、今のところ人を殺める予定が無いので、その教訓を活かす機会は無いと思うのですけどね(笑)。

2011年11月25日

ガンダム THE ORIGIN

23巻。最終巻です。

前巻でセイラがアルテイシアである事を打ち明けて、どういう風に展開するのかと思っていたら普通にほぼアニメ版同様のエンディングに帰着しました。アレは単純にキシリアをア・バオア・クーから撤退させるためのストーリー上の道具に過ぎなかった訳ですね。

確かに、全体的にはジオンの方が優勢で、かつ戦闘中にわざわざその間隙を縫って出て行くなんて、それ相応の動機付けが必要で、アニメではソコが弱かったという分析でしょうか。しかし、シャアがサーベールを左右どちらの手で持ってたかとか、知らんがな(笑)。

それにしても、白黒の印刷なのに、巻末対談の最後の最後で最終回の絵の色の塗り方の話で終るとか、「画集出すから買ってね」と言わんばかりのいやらしさ。さすが、何十年にも渡るドル箱コンテンツ、抜け目ありませんネ。

ちなみに、今現在TVでやってるガンダム。あれはヒドイ。ヒド過ぎる。菩薩の心を持つと言われる管理人ですら、4話で見るのをやめました。脚本書いた人は地獄に落ちればいいのにと思いました。

2011年11月14日

破線のマリス

まぁ、今時、テレビにまともな報道なり何なりを求める人も、さすがにいない・・・と思いたいですが。

「破線のマリス」 - 野沢 尚

首都テレビ報道局のニュース番組で映像編集を担う遠藤瑶子は、虚実の狭間を縫うモンタージュを駆使し、刺激的な画面を創りだす。彼女を待ち受けていたのは、自ら仕掛けた視覚の罠だった!?

持ち込まれたビデオを元にたった2秒の映像で官僚の暗部を描ききった敏腕報道映像編集者が陥った罠とは。。という訳で、報道にどこまで「私見」が認められるかは難しいトコロですね。大本営発表だけを垂れ流すのもどうかと思いますし、かと言って裏の取れていないネタで走ってしまい、誤報で相手の人生を狂わせてしまうという事も起こりえますし。

ストーリー自体はあくまで「サスペンス」仕立てであり、帯につられて「ミステリーかも」と思って読んでしまうと、終盤で本を地面に叩きつけたくなるオチが登場するので、使用上の注意をよく読んで正しくお使い下さい(何のこっちゃ)。

しかし、この週末の各社ニュース番組も酷かった。TPPとオリンパスの粉飾決算が取り上げられるのは妥当だとしても、大抵の番組で次の話題が「韓国の入試風景」でした。今のこの日本で3番目にプライオリティの高い話題がそれか?他にもっと報道すべき事が山ほどあるでしょうに。

例えばそのTPPに関して、前日の答弁で「守るべき所は守る」と言ったどじょうが翌日のAPECで「すべての物品やサービスが対象」と言ったらしい事とか、なのに加盟国会合には「場違いだ」と呼んでもらえなかったらしい事とか、東北の漁港で暫定基準値以上の魚が沢山水揚げされてて処理に困ってるらしい事とか、福島で駅伝があって反対派の人達とひと悶着あったらしい事とか、そういうのってネット以外ではほとんど見かける事も無く。。。

なのにニュースでは、かの国での受験に出向く先輩を大応援団で送り出す後輩たちとか、専用の電話番号にかければ警察が受験会場に送り届けてくれるとか、KARAの中の1人が受験しててしかも手にトイレットペーパーを持っていたのは「問題が解ける」事とトイレットペーパーが「解ける(ほどける)」事をひっかけたゲン担ぎだとか、そんな事は今はどうでもいいでしょうが!!(←文句を言う割にはよく憶えてるな)

余談ですが、KARAの「ウインターマジック」は、往年のSPEEDとかMAXとか、あの時代の風味をうまく取り入れており、非常に耳障りの良い楽曲に仕上がってしまっているのが何となく悔しい(私は何と戦っているのだろうか(笑)。

2011年11月 1日

殺人の衝動はドコから来るのか

管理人は幸か不幸か、未だかつて誰かを「絶対に殺してやる!」とか思った事はありませんし、誰かに「殺してやる!」と思われるほど憎まれた事も(多分・・・)ありません。

正直、「こんなヤツ、死ねばいいのに」とか思う事は、それほど珍しくはないのですけど(例えば原発の水を飲む政務官とか)、やはり殺人となるとナカナカそこには踏み出せませんが、なぜなのでしょうか。「モラル」からなのか「道徳」からなのか「社会性」からなのか。。。単に「法律にダメと書かれているから」という単純な理由ではないとは思いますけど。

「殺人鬼フジコの衝動」 - 真梨 幸子

一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。人生は、薔薇色のお菓子のよう…。またひとり、彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか?

子供の頃から、家では家庭内DVで、学校ではひどいイジメにあって来た女の子が、成長するにつれ「私はお母さんとは違う!」と言いながらも、人を殺しまくる話です。まぁ、何と悲しい負の連鎖でしょうか。そういう境遇で育っても立派に成長する人もいますけど、やっぱり蛙の子は蛙か、と思わざるを得ないような方々の方が多いような印象もありますがどうなんでしょう。人殺しは極端としても。

大人になってからの話もヒドイんですが、小学校でのいじめだの仲間外れだのの辺りの話は、さすがの不感症気味の管理人も「おいおいおい」と思ってしまうほどの薄ら寒さでした。子供って、モノゴトをまだよく知らない分、逆に残酷な事を平気でやってしまうところがありますしね。怪我をした友達を取り囲んで全員「平気?平気?」しか言えないトコロとか、すごくリアルで寒気がしました。

ただ、ちょっと帯がねぇ。。煽り過ぎと言いますか、コレのおかげで本格的に本文が始まった三章の1行目で、最後半に明かされるであろうネタが早々に読めてしまいました。実際上は、もう一個先にオチがあるのですが、ちょっと残念です。

2011年10月14日

耳をふさいで夜を走る

管理人の読書タイ~ムは、もっぱら会社への行き帰りの電車の中なのですが、ココのところはずっと「地球の歩き方」とか「旅の会話集」とかそんなのばかり読んでいて、普通の本(?)はご無沙汰していたのですが、久しぶりに読んだ本がプチヒットだったのでその話でも。

「耳をふさいで夜を走る」 - 石持浅海

並木直俊は決意した。三人の人間を殺す。完璧な準備を整え、自らには一切の嫌疑がかからないような殺害計画で。標的は、谷田部仁美、岸田麻理江、楠木幸。いずれ劣らぬ、若き美女たちである。倫理?命の尊さ?違う、そんな問題ではない。「破滅」を避けるためには、彼女たちを殺すしかない…!!しかし、計画に気づいたと思われる奥村あかねが、それを阻止しようと動いたことによって、事態は思わぬ方向に転がりはじめる…。

人がバタバタと死ぬので「面白い」という表現はちょっと頂けないのですが、ナカナカ他には無いテイストがあります。メインのストーリー自体は序盤で読めてしまいますし、オチも予想通りです。むしろもっと複雑な関係を想像していましたが、それほどでもなく、結構、真っ当ですので、ミステリーとして読むと物足りないのかもしれません。

しかし、この話のミソはストーリー部分にあるのではなく、主人公が殺害計画にについてあれやこれやと迷いに迷うところだと思います。殺したいけど、自分は捕まりたくない。いかに効率よく、確実に、証拠を残さずに殺す事が出来るかを、その場その場で瞬時に判断して動くところが醍醐味だと思います。

そもそも彼女たちは家にいるのか、いたとしても彼氏でも一緒にいたらどうするのか、彼氏と彼女をどういう順番で殺すべきなのか、話し込んで油断させてから殺すべきか、それとも何も語らず殺すべきか、証拠はどうやって残さず回収するか、近所を歩いているところを近所の人に見られた場合に印象に残らないようにはどうすればいいか、などなど幾つものシミュレーションを行い実行します。また、「ああ、そんなトコに無造作に手袋を置いておくと・・・」とか思っても、ちゃんと帰りがけに回収して行ったりします。ミステリーなどの場合での、謎解き要素を極力排除しようという試みかと思います。

ちなみに、ネットで感想などを読んでいますと「3人もの女の子を殺そうとするほどの動機が無いのでは」というような事を書かれているのを所々で見ましたが、それはちょっと読み足らないのではないかと思いました。

確かに主人公は最初から「3人ともコロス」と思っていましたが、ナカナカ実行には移せずにいて、ひょっとするとそのままズルズルと行動に出れないままになってしまっていたのかもしれません。しかしそこである事件(?)に遭遇する事によって、「今晩中に殺さねば」という事態というか状態になってしまった、という心情の変化は、[アルラウネ]の説明辺りで解説されていますので、その理屈が正しいとするのなら、彼もまた飲みこまれたという事で論理的には説明がつくと思うからです。最終的には動機が問題では無いと。

人は誰しも心に闇を持っていてそれが表に出るか出ないかは紙一重だという事ですね。
ま、仏の慈悲を心に持つ管理人には関係の無い話ですが(←こういうヤツが一番危ない(笑)。

2011年9月20日

彼女のカレラ

21巻です。

耐久レース後半戦~ゴールまでの話です。ストーリーは申し訳無いのですが毎度のごとく大した事が無いので絵だけで楽しみましょう(^_^;)。レースはロードスターで出場しているため、ポルシェが出て来ないのが残念ですが。

以前は週刊プレイボーイで連載していたこの漫画、最近は[WEB配信]やってて誰でも見れます。昔だと、こういった著作物がタダで見れるなんて事は考えれなかったのですが、実際問題、WEB化されてコミックの売上が落ちたとか、そうでもないとか、そういうところがどうなってんのかが気になりますね。

連載ではユーザー車検の話に突入。基本的に面倒くさがり屋の管理人はユーザー車検なんてやった事がありません(^^;)。まぁ、ディーラーさんにはイロイロご迷惑をかける事もあるので、2年に一回の定期的なお布施だと思っています(笑)。

2011年8月31日

美味しんぼ

106巻・107巻です。

最近出ないな、と思っていたら二冊同時リリースでした。
料理だけじゃなくて、料理人(実在?)にフォーカスを当てた話の特集みたいになってました。
どの人も結局は同じような事を言ってるような気もするのですけども、ご愛敬です(^^;)。

1話目が「おでん」だったのですが、この前コンビニで「何か変な匂いが立ち込めてるな」と思ったら、まだ暑いのに何時の間にやらおでんが始まってました。ずいぶんと以前に書きましたが、コンビニおでんは冬真っ只中よりも秋口の方が売れるという、素人目にはよく分からない商品なんですが、さすがにまだ暑過ぎるのか、店内にいた数分間では誰からも見向きもされていませんでした。ま、昼過ぎという時間もよくなかったのかも知れませんけどね。

巻末の予告を見ると、次回からは東北を巡るようです。作者さんはかなりの左巻きですが、「食」に関しては比較的まともな事を書くために、たまにメーカーとか団体とかともめたりする事も過去にはあったので、ノスタルジックに浸るだけでなく、ちょっと普通では言いづらい方面にも踏み込んだ内容を期待します。

2011年8月29日

僕はビートルズ

6巻です。

前にも書いたと思うのですが、この漫画って、最初のプロットだけで既に『出オチ』なんですよね。
ビートルズが世に出る前の時代にタイムスリップしてビートルズの曲をやったらどうなるのか、
という1行のあらすじで、「おお、その手がったか!」と思わされたモンです。

タイムスリップモノというと、歴史そのものを覆しそうな壮大なスケールの話をどうしても思い浮かべてしまいますが、それを「音楽」だけに焦点を絞ったというトコロの新しさなんだと思うのです。で、もう6巻にもなるのですが・・・「売れるのは分かってる、それでラストはどうなるのか」というところまで興味が飛んでしまって、イマイチもどかしいといいますか、消化試合を見させられてる感があるというか・・・その割に着地点がまた見えづらくなったような・・・。

う~む、せめて管理人がもう少しビートルズに興味があればいいんですけど、世代的に「既にあるもの」という存在だったために、特に思い入れも薄いような感じなので、作中の細かいネタとかを巻末の解説で読んでも「はぁ、そうなんですか・・・」という感じで、どうも・・・ねぇ(^_^;)。

と言う事で、今回も劇中歌。「A Hard Day's Night」


2011年8月27日

そして二人だけになった

人それぞれ好みはあると思うんですよね。「いいモノ」「よく出来たモノ」「コストパフォーマンスがよいモノ」がイコール「好きなモノ」とは限らない訳で、逆に、ドコがイイのか自分でも論理的に説明できないモノをなぜか毎回選んじゃうという事もあります。今日もジーンズがダメになってきたので買いに行ったのですが、イオンオリジナルブランドとか、880円で売ってるのに、結局10倍程もするリーバイスを買ってしまいました。何なんだ、この値段差は!!という話とは特に関係無く、最近読んだ本の話でも。

「そして二人だけになった」 - 森 博嗣

全長4000メートル、世界最大級の海峡大橋を支える巨大なコンクリート塊“アンカレイジ”。その内部の《バルブ》と呼ばれる空間に、科学者、医者など6名が集まった。通信システムが破壊され、「完全密室」と化した《バルブ》内で起こる連続殺人!最後に残ったのは、盲目の天才科学者と彼のアシスタントだった。

物語は学者とアシスタントの一人称語りが交互に展開されます。しかし、実は二人とも影武者で、かつお互い相手が偽者である事に気付いていません。そして閉鎖された中で連続殺人が発生。二人が残ったんですから自分で無いのなら犯人はおのずと・・・?

この本のジャンルは果たして「ミステリー」なんでしょうか?確かに、密室殺人であり、そのトリックも、動機も最終的には(一応)矛盾無く説明されますが、最終的には「殺人」も「動機」も、『そんな事はどうでもいい事なのだ』と説明され、それはそれで納得しなくもないのです。でも、この手の話だと、いつもなら最初からもう一回読み直すところなのですが、脱力してそのまま本棚に納めてしまいました。

各章の最初に相対性理論が引用されたりもする通り、「事実」も「真実」でさえも全てはどの視点からどのように見るかによって変わって来る、という事をメインテーマに据えているのだと思いますが・・・どう評価したもんかと思いながら巻末の解説を読んでいると、ピッタリな言葉が出て来ました。この話は良く出来ています。物語的な矛盾も結局は回収されます。でも、非常に、『アンフェア』だと思いました。

2011年8月11日

読書の夏

特に書く事も無いので最近読んだ本でも。

「すべてがFになる」 - 森 博嗣

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。

密室殺人モノですが、「犯人がどうやって逃げたか」よりも「犯人がどうやって入ったか」の方にウエイトが置かれたトリックというのは、言われてみれば珍しいですね。「その手があったか!」と思えるか思えないかで評価は分かれると思いますが、あまりに気の長い計画なので、ちょっとどうかとも思います。

その割には逃げ切るのが結構綱渡りだったり、最終的には逃げる気は無いみたいな感じで、トリックありきで、肉付けして話をこしらえました、みたいなのは個人的には好きな部類じゃないです。でも、分厚い割にサッサカと読み進めれたので、読ませる書き方の上手な方なのだと思います。
主要キャラクターには全然感情移入できなかったですけど。

「F」とは何ぞや、という件に関しては、序盤で「7」とか「B」とか「D」とかが出て来たので、その時点で想像は付きましたが、それだけでトリックを見破るのは、さすがに行き過ぎではないのかなと思いました。最終的に「博士は天才だから」で全てを片付けるのも、どうかと思います。

「私が殺した少女」 - 原 寮

まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。私立探偵沢崎の事務所に電話をしてきた依頼人は、面会場所に目白の自宅を指定していた。沢崎はブルーバードを走らせ、依頼人の邸宅へ向かう。だが、そこで彼は、自分が思いもかけぬ誘拐事件に巻き込まれていることを知る。

この話がハードボイルドだとするとちょっと複雑、ミステリーだとすると王道過ぎる、という感じで、ちょうど両者のいいトコ取りでよく出来ていると思いました。管理人の場合、「このミステリーがすごい」に挙げられているため、後者として読んだモノですから、「まさか、あの手の話じゃないよね」と思った通りの結末だった訳なのですが。

ハードボイルドらしく、ひねくれた会話などが面白いのですが、何のネタフリでも無いメインストーリーに全く関係の無い登場人物エピソードを2個も織り交ぜている割には、主人公のキャラクターがイマイチ伝わってこずに、そんな探偵が雁首揃えた警察捜査本部の面々よりも常に先んじて行動出来ているところがちょっと出来過ぎかなぁという気もします。でも、たまにはハードボイルドも面白いモンだなと思いました。

「儚い羊たちの祝宴」 - 米澤 穂信

ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至芸でもある。本書は、更にその上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。

ま、そんな事は無いと思いますが(笑)。この解説を読むと、最後に「どんでん返し」が来るのか、と思ってしまいがちですが、そうではなくて、「あ、なるほど、そいう事ね」という意味の「落ちる」ですね。しかも、本当に「1行」で落ちてるのは『玉野五十鈴の誉れ』だけのように思います。コレだけは本当に最後の1行を書きたいがための話、という感じです。話の行きつく先は予測できても、最後の1行だけはお見事でした。

いずれの話も、ちょっと昔の大金持ちに関わる女の子(娘とか使用人とか)が主人公で、その淡々とした語り口に反して、いや~な事件(?)で人が死んでいく話ばかりで、寒々しくはあるのですが、それぞれの話には何の繋がりも無いのに、全て劇中に同じ名前のサークルが出て来て、最後の話でそのサークルの顛末(でいいのかな?)が書かれるという構成は良く出来ていたと思います。

amazonの書評とか見ていますと「江戸川乱歩を希釈した感じ」みたいな事も書かれていますが、短編なのでそんな事を言っちゃうと何も書けなくなってしまうと思います。今時、本気で全く新しいモノなんて、そうそう創造できないでしょう。それぞれが短いなりに、無駄も無くキッチリ丁寧に書き込まれているという印象です。「インシテミル」はあまり受け付けませんでしたので、管理人的には短編向きな作者なんじゃないかな、と思いました。

2011年7月 7日

そういえば、今年は東大寺まで蛍を見に行きませんでした。
もう既に2011年も半分を過ぎてしまった訳で、その早さに驚いています。
そんな事を思いつつ、買ったまま放置してあった本を発掘して読んでみました。

「蛍」 - 麻耶雄嵩

大学のオカルトスポット探検サークルの六人は、京都府の山間部に佇む黒いレンガ屋敷「ファイアフライ館」へ、今年も肝試しに向かっていた。そこは十年前、作曲家でヴァイオリニストの加賀蛍司が演奏家六人を惨殺した現場だった。事件発生と同じ七月十五日から始まる四日間のサークル合宿。昨年とちがうのは半年前、女子メンバーの一人が、未逮捕の殺人鬼“ジョニー”に無残にも殺され、その動揺をまだ引きずっていたことだった。ふざけあう悪趣味な仲間たち。嵐の山荘で第一の殺人は呪われたように、すぐに起こった―。

舞台は古典過ぎる程のクローズドサークルで、作り過ぎてて現実感に乏しいのが難点でしょうか。いかにも派手な演出で「何か隠してますよ」臭があり、途中でアレ?と思って読み返したりして、共犯者辺りまでは大体予想が付いたのですが・・・最後の方になって「はぁ?」と、電車の中である事を忘れて声を出してしまいました(^_^;)。コレは反則でしょう。。9章とか、読後に3回ぐらい読み直してみてやっと意味が分かりましたし。

結構な分厚さの割には、やれ動機とか心象とかの記述が薄っぺらで、ダラダラ長々と読まされて、話に深みが全然無く結果がコレでは・・・時間を損したというか・・・まぁ、お話自体は説得力がたいして無くても、「はぁ?」の一言で、とりあえず本代は回収出来たかなという気はします(笑)。

2011年7月 6日

頭文字D

43巻です。

箱根での最終戦がスタートですが、過去の対戦相手などが大挙して現れているので、このエピソードで大団円(?)を迎えるのでしょうか。真子ちゃんと池谷先輩の再開ロマンスとか、そういう前時代的な安っぽい展開もこの漫画なら許されるかもしれないので期待しています(笑)。

初戦の相手はプロが仕上げた車で「15秒のアドバンテージを作りました」って、おいおい、そんな事を書いてしまって大丈夫なんでしょうか。どうせ負けるのに、その時の言い訳を(作者は)ちゃんと考えておられるんでしょうか、心配になります(^^;)。

とはいえ、のっけから相手方のメンタルがガタ落ちてますし、それに加えて啓介がまた「バトル中にも進化が」とか、そういう古典芸能なノリで何とか今回も乗り切る算段ではなかろうかと想像していますが、はてさてどうなるのか、どうにもならないのか(笑)。

2011年6月28日

僕はビートルズ

5巻です。

ビートルズの完コピバンドが、ビートルズのデビュー前の時代にタイムスリップしちゃったら・・・という話です。イギリスでのレコードデビューが決まるも、その楽曲を聞いた本家ビートルズが自信を失って解散しちゃったという噂により、ゴタゴタがありつつも、「俺達しかビートルズの音楽を世界に届ける事が出来ない!」と結束を強めるまで辺りの話。

今回は原作付きですが、作者のかわぐちかいじはこういうのが好きですね。「もし日本が高性能な原子力潜水艦と原爆を手に入れちゃったら全世界軍事力放棄に向けてどのようにその力を使うか」という「沈黙の艦隊」や、「もし日本の一軍人がアメリカより先に原爆を開発しちゃったら第二次世界大戦と戦後はどうなっていたか」という「ジパング」とか、本来あり得ない「もし~」で、出来るだけリアルにシミュレートしてみる、ってのが相変わらずお好きなようです。

今回の話も、エンドがナカナカ見当たりませんが、変に色気を出してドラマチックにしてみたり、中途半端にSF色を出したりせずに、できるだけ淡々と話を進めて頂いた方がよろしいのではと期待しています。最初にあらすじを聞いた時に「プロット自体が良く出来てて、既に出オチの雰囲気があるので長くは続かないかな」と思ったのですが、5巻まで来てもまだダラダラとやってるので、まだまだ長く続きそうです(^^;)。

余談ですが、後半のセリフの中にちょっと違和感があるんじゃないのかなと、気になるところがありました。ファンの女の子に会いに行って、発売したてのマーブルチョコレートを勧められた時の女の子のセリフです。

「あの、よかったら、一緒に食べません?」
「(マーブルチョコ!)」
「今年発売されてクラスの女の子に大人気なの。」
「(この時代にもう出てたんだ・・・)」

そのちょっと後で「今年は・・・(云々)」というセリフが出てくるとはいえ、果たして、この程度の会話の流れで、しかも相手も知っているかも知れない事に対して、「今年発売されて」ってな言葉は出無いと思うのですが、どうでしょう。「最近発売されて」とか「この前に出たばっかりなんだけど」とかなら分かりますけど。。タイムスリップの話なのが頭に刷り込まれているので、おもわずこういう言葉で書いてしまったのだと思いますが・・・え?細かいトコロにツッコミ入れ過ぎ?失礼致しましたm(_ _)m。

2011年6月 6日

C-1ランナー

6巻です。
次々と登場人物が増えて、それぞれが好き勝手な事を喋ってはフェードアウト、という感じになっており、物語がドコに向かっているのかさっぱり分かりません(笑)。

今回、こんなセリフがありました。

「本当にロビー活動ですよね。
 たとえばメールや電話ならもっと効率よく回せると思うのですが・・・。」
「『体口心』て言葉があるわけよ。坊さんが法事の時とかによく使う。
 仏さんの前に自分の『体』を持っていって『口』に出して拝む。
 その時、『心』は無心とする。
 それがいちばんとどくらしい。
 つまり本気で人にモノを頼む時は、自分の『体』で会いに行って、
 自分の『口』で言葉を伝える。
 その時よこしまな『下心』は持たない。
 メールや電話で人が本気で動くかよ。」

そうそう、振り向けば声が届く席にいながらメールで仕事の依頼をするなと言いたい(笑)。

2011年5月29日

ハサミ男

今日も一日中雨が降ったりやんだりでしたので、家に引きこもって読書の日と致しました。途中でネットを徘徊したり、たまってたTV録画を消化したり、気が付けば寝落ちしてたりもしましたが、何とか一日で読破致しました(^_^;)。

「ハサミ男」 - 殊能 将之

女子高生ばかりを狙う「広域連続殺人犯エ十二号」は、美少女を絞殺した後、研ぎあげたハサミを首に突き立てるという残虐な殺害方法から「ハサミ男」としてマスコミや世間から耳目を集めていた。三番目の犠牲者を決め、入念に調べ上げ、さあ犯行に及ぼうとしたその目の前で、彼女は何者かに全く同じ手口で殺されてしまう。

「細かい事は言えないがスゴイ」という噂だけは聞いていた本でしたが・・・途中で重大な事に気付いてしまいました。実は、高校生だったか、大学に入った辺りだったか、ファミコン用ゲームの原作募集、みたいなのがありまして、思い付きで幾つか応募した事があるのですが、その中の一つが、この話の重要なプロットに似ているのでは・・・と思いながら読み進めて行くと・・・ビンゴでした。やっぱり同じ事を考える人っているんですね~。管理人が考えたのは「ネタ」の部分だけで、完結をしていないので、比べるのも失礼なのですが(^^;)。

よく事件などが起こると、近所の人がインタビューで「とてもそんな大それた事をする人には見えなかった」みたいに答えてたりするのを見ます。そりゃそうでしょう。日本でも年間1000以上の人が殺されている訳ですが、「一見して殺人を犯しそうに見える人」が、そうそう目の前にゴロゴロいたらおちおち夜も眠ておれません。普通~に見える人が、実は心に闇をかかえていたという事が怖いところなんだと思います。

この犯人も、普段は普通~な顔をして熱心にアルバイトをこなしています。が、殺害計画を入念に立てながらも、毎週末のように自殺未遂を起こしたりもしています。死んだら折角手間暇かけて考えた殺人が出来なくなるやんか、という気もするのですが、この手の人はそういう正しい整合性が取れないような状態になるものなのかもしれません。こういう重篤事件を起こす人間の心理というモノを解明できる日は、果たしてやってくるのでしょうか。

敢えて内容には触れませんが、結局のところソコソコアタリ物件です。ちょっと警察の捜査が思い付きに頼り過ぎだったり、最後の方の語りが冗長過ぎるようにも思いますが、犯人の自分のもう一個の人格との会話とか、ワイドショーに出て来るコメンテーターにTVの前で悪態をついたりするセリフ回しとかが抜群に面白かったですネ。

2011年4月27日

GUNSLINGER GIRL

13巻です。1冊/年ペースか・・・。

最終エピソードになるのでしょうか。イタリア国内で同時多発テロ発生し、主力部隊は建設中の原発を占拠。普段は1話完結などが多かったのですが、今回はさすがに丸ごと一冊攻防戦になっており、最後には義体も暴走するし、ちょっと痛々しくて読むのが厳しいです。トリエラとペトルーシュカには何とか生き残って頂きたい。・・・無理かなぁ。。50口径の対物ライフルで撃ち貫かれてるし(-_-;)。

今巻は何だか主犯の部下(?)がイイ味を出してました。地図にも載らないようなアラブの小国出身で、インテリで技術力も高く礼儀も正しいけど、「常軌を逸した人物でないと国を変えるには無理」と悟って、各地の反政府運動を巡ってテロの勉強中だとか。。

確かに、無差別テロは頂けませんが、そろそろこの国でも何かが起こってもイイ頃合いじゃないでしょうかねぇ。「震災復旧法案の成立は連休明け」とかいうニュースを読んでチトそう思ってしまいました。まさか、この有事に国会議員ってGWは休みなんでしょうか。今働かんでいつ働く気や、こいつら。。まさか、まさかねぇ・・・休んでる暇無いよねぇ、ハハハ(-_-;)。

2011年3月28日

さよならドビュッシー

この本を読み始めたのは忘れもしない3月10日でした。冒頭でスマトラ沖地震の話が少し出て来てたので、その晩に当時の記事やら動画やら写真やらを見て「恐ろしい・・・」と思っていたら、翌日に東北地震が起こったので背筋が凍りました。何とタイミングの悪い・・・。

そんな訳で数日放置してあったのですが、本日読み切りました(^^;)。

「さよならドビュッシー」 - 中山七里。

ピアニストを目指す遥、16歳。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福な彼女の人生は、ある日突然終わりを迎える。祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負ってしまったのだ。それでも彼女は逆境に負けずピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する―。

序盤で「まさかねー。ハハハ。」と思っていた事が、見事に物語のオチでした・・・orz。

恐ろしく不幸なのに主人公が終始軽い(ようにしか読めない)ですし、今時こんなヤツはおらんやろというようないじめっ子が出て来たり、超人のような探偵が出て来たりと、何て言いますか、30年ぐらい前のスポ根少女漫画を読んでるようで、非常になんとも(^^;)。

コンクールなどの演奏シーンは一生懸命書かれてるなという感じですが、それ以外の箇所との温度差があり過ぎて。。いや、いや、おじさんマイッタ(誰がおじさんか)。文章はいいんですけど、登場人物のセリフ回しとかがヒネリが無くてね。ソコだけでも何とかなれば、もうちょっと評価は変わるのかもしれませんが。。暇な時に一気読みして「あー、いい音楽が聴きたくなったな」と思う分にはいいかもしれませんネ☆。

という事で、作中にも出てきた、リストのマゼッパでも。
運指に目が付いて行かん(@_@;)。


2011年3月25日

彼女のカレラ

20巻です。をを、いつの間にかそんなに。この作者さんとしては珍しい。

編集部チームで参加の[アイドラーズ12時間耐久レース]がスタート。(本物とはちょっと規定などがアレンジされてるかも?)ポルシェ漫画なのに乗る車はユーノス・ロードスター。まぁ、今までも色んな車が取り上げられて来たので別にいいのですが(^^;)。

いつまで経っても運転初心者の麗菜は、無事最後まで走り切る事が出来るか!?って、漫画ですから出来ると思いますが、最高速チャレンジではエンジンブローとかさせてるので油断は禁物です(笑)。それにしても、真夏のレースって暑くて大変なんでしょうねぇ。。

2011年3月24日

僕はビートルズ

4巻です。結構ハイペースですね。

「ファブ・フォー」のレコードを聞いた、本家ビートルズが「こんなヤツらが出て来たら敵わない」と解散してしまうという展開に。元はと言えば自分たちの(未来の)楽曲なんですが、果たして自分自身の壁を越えてビートルズは復活するのかどうか。

お話は、ちょっと中だるみ感が出てきた気も。4人がタイムスリップした時に、2人+1人+1人にばらけてしまい、徐々に再開して4人グループに戻って行く訳なんですが、どうもそのあたりに物語的な必然性とか、もしくは意外性とか、そういうのが薄いような気がします。バラけるんだったら、見付かるまでに時間をかけるとか、見付けてからもくっ付くまでにもっと障害を用意するとか。。「また一緒にやろうぜ」「いや、俺は出来ない」「お前じゃなきゃダメなんだ」「分かりました」みたいに進み過ぎのような気がします(^^;)。

それにしてもイギリスのレコード会社へのお土産に日本刀を持って行ったり・・・今ではもう考えられないですね。一発でお縄になってしまいますよね。まだまだ自由に海外旅行とか行けない時代の話ですが、その頃はまだ許されてたんでしょうかね。時代は変わるモンです。

2011年3月23日

修羅の門

第弐門 1巻です。

かつて月刊マガジンで連載されていたのですが、そうですか、アレが終わったのももう15年も前になるのですか。そんな昔の事なんですね。格闘技好きの管理人は勿論連載1話目からずずーっと楽しんで読んでますが、前作で燃え尽きた感があったので、続編は無いモノと諦めていました。最終巻の巻末で作者さんも「もう描けない」と弱音を吐いてましたし(笑)。

しかし、前作の第1話の冒頭だけに出て来てあっさりやられたチョイ役が、24年の歳月を経てココに再登場するという超展開を誰が予測したでしょうか。読者の100人の内100人ともが「誰?」と、主人公と声を合わせて言った思います(管理人含む)。いずれにしても、既に総合格闘技も熟成されてしまった昨今、どのような色付けをしていくのか、今後も楽しみです。

そうそう、格闘技漫画といえば大事なのが「解説役」。大抵のこの手のマンガだと、過去に対戦した(もちろん負けた)、ソコソコ強かった相手が務めるのが常なのですが、そういう人も出て来ますけど、この漫画では最近それを彼女(?)の母親が務めています(空手経験者みたいですけど)。どういうところから発想したのか分かりませんが、ナカナカ他では見れない配役だと思います。しかも、wikipediaを見ていて、あれだけ登場していながら「未だに名前が無い」という衝撃の事実に気付きました。そう言われてみればそうだ。。まぁ、どうでもいい事なんですけどね(^_^;)。

2011年2月28日

ガンダム THE ORIGIN

22巻です。佳境です。

ア・バオア・クー戦も中盤に。元々連邦側は事前に主力艦隊をソーラーレイで失っており、引くか突撃するかしか選択肢か無い状態で始まったこの攻防戦で、巨大空母ドロスに追い立てられるように強襲揚陸に活路を見出したのはいいものの、元々要塞というのは守るために作られている訳で、それを攻略するにはよほどの事前の策を講じておかなければならない訳ですが、前述の通りココまで来たらホボ突撃するしか無い状況に追い込まれて行き。。

「足?そんなモノは飾りです、偉い人にはソレが分からんのです。」の名台詞も飛び出した、ガンダムとジオングの最後の戦いの結末も如何に?って、まぁこの辺りはTVの通りなんですが(^^;)。そもそもジオングは手持ちの武器どころかバルカンさえも装備していないところからして、中長距離戦を想定しており、接近戦はどう見ても苦手なのでしょう。確かに宇宙空間だと「人型」にこだわる積極的な理由は希薄になりますが、それでも「脚」はAMBAC(自動姿勢制御)やら、格闘戦での「蹴り」などで有効利用されてますから、それを「飾り」と技術者が言うという事は、やはり近接戦闘は想定外だという事なのだと思います。案の定、接近されたガンダムに打ち抜かれてスタコラと逃げ出して行きました(笑)。

さて、オリジナル展開としては、陸戦に下りたセイラがジオン軍に捕まってしまう事ですが・・・これはどのように決着を付けるのでしょう。このように展開してしまうと、その後にセイラがホワイトベースに戻りづらくなってしまうと思うのですが、ラストシーンも変わってしまうんでしょうかね。

ただ、ジオン軍がこのア・バオア・クー戦で負けたとしても、ザビ家は失ったとはいえ、本国のあるSIDE-3と月のグラナダはホボ無傷、という設定ですし、逆に連邦側は主力のレビル艦隊は壊滅的なダメージを負っている事を考えると、まだ戦争を継続できるだけの力関係にはあったと思うのですが、ソコを和平に導くのがセイラだったりするのでしょうか。そうなると、アステロイドベルトに逃げて行く事になるシャアは、ますます「使えない男」化してしまうようで、不憫でなりません(^^;)。

さて、ORIGINが、この先最終回までどのようなオリジナルな展開を見せるのかまだまだ楽しみです。

2011年2月22日

ファントム・ピークス

急にドカッと雪が降ったかと思えば、一転して暖かい日が続いてますね。でもまた来週から寒くなるとかいう話ですが、大阪城の梅も咲き始めて変な天候ながらも春も着実に近付いているという事でしょうか。昨年は天候不順が影響してか、年末辺りに毎日のように熊出没のニュースが流れてて、近隣の住民の方々はどうなってしまうんやろと思いながらも、最近はそんなニュースも聞かなくなったので、無事冬眠に入ってるんでしょうかね(^^;)。

全然話が飛んでしまいましたが、北林一光 - 「ファントム・ピークス」。

長野県安曇野。半年前に山で行方不明となった妻の頭蓋骨が見つかった。夫は悲嘆に暮れながらも、遭難場所から遠く離れた場所で発見されたことに疑問を持つ。あれほど用心深かった妻に何があったのか?数週間後、沢で写真を撮っていた女子大生が行方不明に。捜索隊をあざ笑うかのように第三の事件が起こる。山には、一体何が潜んでいるのか!?

帯に「宮部みゆき絶賛」とか書かれていたので、ミステリーかなと思ったのですが、普通に(?)アニマルパニック物でした。そりゃまぁ、同業者を褒めないか(笑)。そう最初から分かっていると、スティーヴン・キングじゃあるまいし、日本で現実的に人を襲う事が出来る動物といったら、ほぼ限られてくるので、ちょっとひっぱり過ぎかなという気もしました。

ビックリするほどの話の展開も無く、小悪人が出て来てハラハラする訳でも無く、思わせぶりでありながらも恋愛が発展する事も無く、比較的淡々と話は進んで行くのですが、その割には続きが気になってホボ一気に読んでしまいました。

基本的に登場人物に派手さが無い代わりに、人に対しても・仕事に対しても・自然に対しても、真面目で実直な人物像が書き切れていて、それが読ませる力になっているように思います。その「淡々と」した進み具合がよくて、終盤に暴れ回る辺りは位置関係が分かりづらく、ちょっと「?」なところもあったりもしましたけど。

60年代・70年代辺りだったら無駄な所にお金をかけた邦画の大作としての題材にうってつけだったかもしれませんね。あと、いつも奥飛騨オフの際に舞台となった辺りを通りますが、今後は気を付けて走りたいと思います(出て来る事は無いでしょうが(笑)。

2011年2月21日

ノノノノ

13巻、最終巻です。

スキージャンプの話で、女の子が男装してオリンピックを目指すという内容です。この漫画のおかげで、今シーズンこそは10年ぶりにスキー復帰!とか思っていたのですが、結局また先延ばしになりそうなまま、先に漫画の方が最終回を迎えてしまいました。パターン的には「打ち切りっぽい」のですが、雑誌掲載時とは最終回の内容が書き換えられており、まだ何とか普通な終り方となってました(笑)。

というタイミングで、ニュースを見ていますと[14歳の女の子がコンチネンタルカップで優勝]とかやっていました。大倉山で141mも飛ぶんですなぁ。。。しかも、「ソチオリンピックで女子ジャンプが正式種目になるかも」とか言っていました。そんな事になったら、『ノノノノ』の話が崩壊してしまいますやん(笑)。

2011年2月12日

洋菓子店 コアンドル

今日も普通に出社だったのですが、またしても連絡不行き届きの刑に会いまして、時間を無駄に使っというか、また来週やり直しかいな的なところもありつつ、副産物として明日はお休みになったので甘いモンでも食いたいなと思ったりもしたのですが、まだ天候不順が続いており出掛ける事もままならずです(x_x;) ウマイ ケーキガ クイタイ。

そんな訳で(?)、村上 桃子 「洋菓子店 コアンドル」。(原作は別です)

恋人を連れ戻すため、鹿児島から上京したなつめ。実家のケーキ屋を二人で継ぎ、そこそこ幸せに暮らしていくことが信じて疑わない未来だったのだ。しかし、勤め先の洋菓子店コアンドルにはその姿はなかった。恋人が見つかるまでとコアンドルで働き始めたなつめは、オーナー・シェフの依子とその夫・ジュリアン、パティシェール・マリコ、そして、伝説の元天才パティシェ・十村を中心に店で出会う人々との出会いを通して、挫折を経験しながらも自分の人生を見つけていく…。

昨日から映画が公開されていまして、Yahooのレビューとか見ていますと「癒された」的な感想が多いような気がします。まぁ、そうでしょうね。それ以上にドコを褒めろっちゅうねんという感じの内容です(^^;)。自信過剰な主人公は、良いように言えば「前向き」悪く言えば「超自分勝手」、店をほったらかして何度も飛び出したりしてますし、二日酔いでケーキを作ったり、お客さんに失礼な口をきく事も何度も、心に傷を負った人にまた聞きした過去で説教食らわしたりとか。。途中から真面目にケーキ作りに取り組んだりしますが、まずソコに行くまでにダメ判定くらうでしょう、普通。

映画が先にありきなので、時間の都合もあって登場人物の心象の掘り下げも不十分、マリコさんもその後どうなったのかとか、店閉めるって事はそのタイミングで晩餐会は断ったんちゃうのとか、某お得意様も一体この主人公の何を気に入って贔屓にしてるのかとか、(彼氏以外の)男が2人出て来てるけど2人を使い分けてる意味がドコにあるんかとか、オーナーの旦那もちょっとは手伝えよとか・・・文章で読んでると全くもって寸足らずなのですが、映画で見ると雰囲気でそれなりにに見れるのかもしれませんね(笑)。

でも、一番疑問なのが、毎日のように一人でケーキ屋にケーキを食べに来る若い男なんて、そうそう存在するとは思えないところなのですが、どうなのでしょう。さすがの管理人も、喫茶店とかならまだしも、ケーキ屋のイートインで一人で頂いちゃった経験は多分無いです。無理に活字にせずに映画だけにしときゃよかったのに、と思える本でしたm(_ _)m。

2011年2月10日

カシスフロマージュか

ケーキ屋さんが舞台の小説を読み始めたのですが・・・これがまた何とした事か絶望的に面白くないです。遅読が信条の(?)管理人も、今日の帰りの電車で半分読んでしまったので明日には読了してしまいそうですし。あー、お金が勿体無い。。

え?コレ明日から映画が公開?うそーん(^^;)。

と、ここまで書いて、解説を読んでみたところ、映画がオリジナルでその脚本を元におこした本みたいでした。なので、文章がスッカスカなのは納得しました。これは確かに小物映画テイスト感ありありです。今のところ内容もスッカスカなのですが、映画はあたるといいですね!(←投げやり)

写真は今日のランチに付いてきたプリンと青リンゴのシャーベット。
プリンが甘さ控えめで美味しかったです。

さて、三連休も仕事頑張ります・・・orz。

2011年2月 1日

僕はビートルズ

3巻です。

ビートルズがデビューする前にタイムスリップしてしまったバンドが、先にビートルズの曲でデビューしちゃえ、みたいな話です(←かなり適当)。離れ離れになってた2人も見付かり、でも片側は一緒にバンドをする事を拒んで・・・という感じです。早くもちょっと中だるみっぽい感じも。。

漫画と言えば、中国最大のポータルサイト「百度」が日本でドキュメント共有サービス[Baiduライブラリ]ってのをを大々的に(?)開始したってんでEvernoteみたいなリモートストレージみたいなのかなと思って見に行ってみたところ、普通に漫画だの小説だのが大量にアップロードされててビビリました。京都府警察ハイテク犯罪対策室は、チマチマとwinny追っかけて小物を捕まえてる暇があったら、まずココを家宅捜査すべき(;´_`)。

2011年1月15日

独白するユニバーサル横メルカトル

管理人は地図を見るのが好きです。こんなトコに抜け道があったんか今度通ってみようとか、おいおいココはとても車が通れるような道と違うで~、とか言いながら(独り言を言うなよ)見ていると何時間でも過ごす事が出来ます。おかげさまで、最近では本では無くてgoogleMAPとストリートビューが完全に時間泥棒になっています。世界中、ドコでも見放題ですしね。

ゲームの「電車でGO」ならぬ「ストリートビューでGO」みたいなのが出来たら、それこそ一日中走り回ってしまいそうで怖いです(^^;)。あ、作る時は是非ともタダでm(_ _)m。昨年末辺りに、ストリートビューでアメリカ大陸をサンフランシスコからニューヨークまでレースした早送り動画を見ましたが実際は90時間ぶっ通しだったそうなので、ソコまではする気は無いのですけど。

前置きが長くなってしまいましたが、平山 夢明 - 「独白するユニバーサル横メルカトル」。

短編集ですが、表題の作品はタイトルからもお分かりの通り主人公は地図です。ドコからそういう発想が湧いて来たのか不明なんですが、日本文学ではいきなりネコが語り出したりするお話もあるので、地図が語っても何らおかしくはないという事なのでしょう(^^;)。

幾つか収録されている中で、管理人的HITは「オペラントの肖像」と「卵男(エッグマン)」でしょうか。実は普段あまり短編は読まないのですが、その理由としては、短いがゆえにストーリーが説明的であったり、登場人物の思考が短絡的過ぎたりである事が多いからなのです。でも、これらは出来るだけ無駄な説明などは省かれており、最後に綺麗にスパッとオチる所が非常に綺麗でした。

短いながらも、どういうこっちゃ?と思う事も無く、暗黒系の近未来SFっぽい世界観を自然に頭に思い描かせるのも上手だなという感じです。まぁ、ブレードランナーやら羊たちの沈黙とか、ああいうのが既に頭の中にあるから、容易に思い描く事も可能だったのかもしれませんけど。

本職拷問の人の話やら、少女ばかりを美味しく頂いちゃう(お食事的な意味で)話やら、そいういう内容ばかりなので読む人を選ぶ本だとは思いますが、そんな中に[リーマン予想]やら[ゴールドバッハの予想]がネタに使われてたり、色々と楽しむ事が出来ました。この話も長編では逆に書きづらいかもしれないので、今後は短編も毛嫌いせずに読んでみようと思えたのは収穫でした。

2011年1月 8日

頭文字D

42巻です。

前巻から引き続き、丸々1巻分使ったFC vs GT-R の対決が決着!!・・・って、本筋には一切何の関係も無いですし、このエピソード自体「ソレがどうしたんや。」としか言えない薄っすい内容の単なる繋ぎなので、正直どうでもいいです。

そして次の最強の敵の情報が!車は何と同じ86!!しかもソコの道しか走れないスペシャリストで、何だか拓海とそっくり!!・・・って、こういうのもまたよくある展開ですよねぇ。。何か、作者さんの感覚って30年ぐらい前から停滞したまんまなんじゃなかろうかと思います(x_x;)。

古いといえば、年末に部屋を掃除してたら「湾岸ミッドナイト」の1巻が発掘されてたのでペラペラとめくっていたら、走り出したころの Z はフェンダーミラーで、半ば辺りでレイナが出て来る頃にはドアミラーに変わっていました。時代を感じますなぁ(^_^;)。

あまりに書く事が無くて、関係無い話まで書いてしまいましたm(_ _)m。

2010年12月26日

ハッピーエンドにさよならを

今日も朝二ぐらいからの出社だったのですが、何かこう・・・仕事とは直接関係無いところで疲れてしまいまして、職場から一秒でも早く立ち去りたくなり、本当だったら今日中に終わらせてしまっておきたかった作業も勝手に明日以降に持ち越しました。

「私は冷静だ!」とガンダムのガルマのごとく思っていたのですが、意外と感傷的なんだなあと思ったり思わなかったり。でも・・・勘って嫌な事に関しては結構当たるモンなんだなあとか思いました。ま、職場では基本的に嫌な事しか起こらないんで、良い事を勘で当てる機会がそもそも無いんですけどね(笑)。しかし、残してきた仕事、あと1日半で本当に終わるのだろうか(^_^;)。

という話とは関係無く、特に書く事も無いので最近読んだ本でも。

管理人が本を読む時は、必ず「どんでん返し」を期待します。
出来ればブラックなオチであればなお良し。
基本的に性格がひん曲がってますからネ(笑)。

歌野晶午 - 「ハッピーエンドにさよならを」。

短編集なのですが、タイトルからも分かる通り、ハッピーエンドじゃない話ばかりです。読む前から「アンハッピーエンド」が約束されていますから、そうなると、後はいかに落とすかがキモですね。11編あるうちで、管理人的にOKなのは「尊厳、死」「サクラチル」「おねえちゃん」「防疫」の4つでしょうか。まぁまぁOKが3つ。総じて結構当たりかも。

「尊厳、死」:ずーっとホームレスの人の話が続いて、一体何が言いたいのかと思っていたら、最後の最後で綺麗に落ちました。主人公がどうしても譲れなかった一線とは、いったいドコにあるのか。。

「サクラチル」:お隣の奥さんが働かない旦那と受験生の息子をかかえて朝から晩まで働きずくめ、その訳は、みたいな話なんですが、相変わらずこの作者さんはこういうのが上手いです。「え、そういう事だったんかいな?」みたいな。

「おねえちゃん」:姪から「家族は私なんかどうでもよくて、お姉ちゃんばかりを大事にしていた」、と姪から相談をうけたが、話を聞くうちに出生の秘密などが語られ出して。。一発どんでん返しではありませんが、狂気に落ちていく感じが背筋を寒くさせます。

「防疫」:自分がそれほどいい思いをしてこなかったので、せめて娘だけには明るい将来を送ってもらいたいと思い、お受験ママとなって厳しく子供を鍛えるが。。本当にどこにでもありそうな話で、ラストも思った以上にブラックでした。あー、寒い。

どれも登場人物の思考などが極端に書かれ過ぎてるような気がしますが、短編なので仕方がないでしょう。サイコホラーっぽい要素もありながらも、ベースがミステリ調なので、怖いモノが苦手な方でも、バッドエンドさえ我慢できれば充分楽しく(?)読めるのではないでしょうか。

派手な展開もあまりなく、地味に淡々と語られており、ある種の社会風刺的なところも多々あって、ひょっとして知らないだけで実際こんな事ってアチコチで起こってるんじゃなかろうか、そしてまたそれをトリガーに負の連鎖が続いているんじゃなかろうか、と思わせる後味の悪さばかりを残すところがイイ感じです。

こういった黒い話は読む分にはいいんですが、できればこの手の災厄は自分だけには降りかかってほしくないなと、相変わらず自分勝手に思います。そんな事を考えてるから、嫌な事ばっかりが自分にまとわりついて来るのかも~?いわば、自業自得ってやつですね(笑)。

2010年12月17日

彼女のカレラ

19巻です。
つい最近、掲載が週刊から隔週になってしまった。残念。

新しく作ったサークル「メトロポリタン・ポルシェ・レギオン」(長い名前)での初ツーリングやら、編集部チームで参加する事になったレースの話とか色々。これから当分はレースの話が長く続きそう。

ツーリングは沼津から伊豆の達磨山高原経由、富士スピードウエイという行ったり来たりのコースのようでしたが、休憩先でのソフトクリームは当然ですよね。えーっと・・・牧場の家・・・[ココ]かな?

あー、ソフト食べたい。
あー、車で駆け抜けたい。
あー、でも明日も明後日も仕事だ・・・orz。
そろそろ、本当に車が蜘蛛の巣だらけになってるかもしれん(-_-;)。

2010年12月16日

誘拐の誤差

営利誘拐というのは、数ある犯罪の中でも一際難易度の高い部類だと思います。何せ相手が生きた人間ですので、何がどう作用するか、どういう不確定要素が発現してしまうのか等を、事前に全て洗い出して対応策を漏れ無く精査しておくという事は非常に困難な作業だと思うからです。やむなく犯罪に手を染める場合は、極限までリスク回避をシミュレーションしておく必要があると思います。

さて、そんな話はさておき、戸梶圭太 - 「誘拐の誤差」。

「礼乎(10歳)が学校から帰ってこないんです!」母親からの届けを受け、警察が捜査を開始した。1週間後、悲しくも遺体となって発見された直後、礼乎の携帯から母親の携帯に身代金を要求するメールが届く。困惑する警察。犯人の動機は?本当の目的は?捜査陣の足並みは乱れ、難航する捜査をよそに、第二、第三の被害者が。。。

と、あらすじを書いてしまうと、もの凄いミステリーかと思ってしまいますが、そんな要素は爪の先ほどもありません(笑)。とにかく出て来る人、出て来る人、全てが「安い」連中で、振り回される(?)警察はおろか、あらぬ疑いをかけられまくる容疑者の方々にも、何の落ち度も無い残された遺族にも、何とビックリ意味が分からないまま殺されてしまう10歳の被害者にすら感情移入できないという、恐ろしい社会派(???)小説です。

世の中そんなモンだ、という作者さん一流のシニカルな見方なのだと思いますが、「安さ」の演出のために、特に捜査中のエピソードを細かく入れ過ぎて、それらが全て「苦笑」してしまうだけでブツ切りで終ってしまってる辺りが、もう少し整理できなかったのかな、勿体無いなと思います。実はこのエピソードとこのエピソードが後で結び付いて、アッっと驚く犯人への手がかりが!!・・・でも、空振り、とか、そういうのが混ぜれたんではないかなとか、勝手に思います。ま・・・やっぱり必要ありませんか(^^;)。

とにかく、語りが恐ろしく軽いので(軽い理由は読めば分かりますが)、ソコソコ厚みのある本なのに、サクサクッと読み進める事が出来て、「世の中、やっぱり馬鹿ばっかりや。」と、自分を安心させる材料にはなるかもしれません(どんな感想だ)。

2010年12月10日

いま、殺りにゆきます

しかし、何ちゅうタイトルだ(笑)。

平山 夢明 - 「いま、殺りにゆきます-RE‐DUX」

実話短編ホラー34話詰め合わせ。内容は、理由も無く意味も無く突然猟奇犯罪にあい、大半が「犯人は捕まっていない」の一文で終るという「どないせーっちゅうねん。」という話ばかりです。しかも、ショートショートなので、どれもこれも本気で起承転結がありません。『転』だけみたいな(-_-;)。

おしむらくは、タイトルがどれもストレートすぎて、大抵最初に展開が読めてしまうところでしょうか。
もう少し隠した方が「げげっ」っと感が得られたかと思うのですが。得たくありませんが(どっちやねん)。
でもやっぱり、猟奇系もすっかり珍しくは無くなったので、プラスアルファが欲しいところですね。
「え?!オチ無しかよ!」っていう、オチなのだと思いますけど、今時それだけではね。

ま、幽霊だとか何だとかよりも、一番怖いのは人間だという話で。皆さん、戸締りはきちんとしましょう。
残念なのは、この手の輩は戸締りしてても入って来よるって事なんですけどね(-_-;)。

2010年12月 7日

C-1ランナー

4巻です。
意外と続いてますね。

GT-R乗りの人が現れて去って行き、アレは一体何だったんだ、また今後出てくるのんか、とか思っているうちに、雑誌復刊のいきさつみたいな話に突入。こっちが本筋かとは思うのですが、最終的にどういう話になるのか、それとも主題とかオチとか特に無く「何となく」続いて行くだけなのか。まぁ、またいずれ作者さんが飽きた頃に休載になるのでしょう(笑)。とりあえず、喋っとらんで、もっと車を走らせろ。

2010年12月 1日

半分売れ残るケーキ屋がなぜ儲かるのか

積年の謎を解決するため、タイトル買いしてしまいました(笑)。

柴山 政行 - 「半分売れ残るケーキ屋がなぜ儲かるのか」。

結論「一般製造業に比べて原材料率が低いので上乗せしてるからですよ」と。

・・・

そのぐらい知ってるわ!!馬鹿にすな!!(笑)

今をさかのぼる事、数年前、まだ社会人なりたての頃に、某居酒屋さん関係の仕事をした事があるのですが、その時に知ってしまった原価(原材料費)のあまりの安さに腰を抜かしてしまい、できるだけ飲み屋には近寄らないでおこうと心に誓った管理人ですので、そのぐらいの基礎知識は持ってはりますのよ。いや、あの頃はまだ若くて社会の仕組みとやらをまだ知りませんでしたから(^^;)。

で、話を戻すと、それでも「普段、そんなにケーキを買わんやろ」と思うのですが、どうなんでしょうね。例えば、街の個人経営のケーキ屋さんがあったとします。オーナーパティシエ1人で製造しながら月給30万ほど確保するとして、助手と店員で2名の女の子をバイトで雇うと15万×2、人件費だけで60万ほどになります。人件費/原材料費(倍額を見込む)/固定費+減価償却+利益、がそれぞれ1/3づつ経費としてかかるとみると、月間200万ほどの売上が無いとやっていけません(少ないな・・・)。1個400円のショートケーキを月に5,000個、25日営業とすると1日200個、お客さんが1人平均5個買ってくれるとしたら40人、8時間営業とすると時間当たり5人。12分に1人が5個づつ買い続けてくれるとしてトントンか・・・って結構敷居が高い数字だと思うのですよ。土日ならまだしも、平日にそのぐらいのペースで売れるモノなのかどうか・・・。

まぁ、実際はもっと利益率のいいモノやら、日持ちのするモノやらも売っていますので、そっちの助けが大きいのかもしれませんけど。最近は技術も発達してきているので、ケーキ自体も冷凍保存してますしね。そうか、何となくやっていけそうなんだなという気がして来ました(笑)。

公開されてるIR情報などからアレコレ類推してみたり、他にも
・客よりも店員が多いデパート、儲けはあるのか。
・高級ブランド店で購入しているお客はめったにいない。どうやって儲けているのか。
・1日平均200冊の本が発行されているが返品は半分近く。出版社はやっていけるのか。
・客の回転を上げる事で儲けを上げれる喫茶店と、客が居座る漫画喫茶は矛盾していないか。
とか、色々書かれているのですが、だいたい想定の範囲で。

途中からネタ切れになったのか、野球選手の年棒の話になったり、「2年目のジンクス」は存在する事を検証したりと、迷走したりしますが、時間が余って仕方無い時に軽い気持ちで「へー」とか鼻で笑いながら読む分には面白い本でした。ゆっくり読んでも2時間程度なので、興味がある方は立ち読みででもどうぞ(爆)。

しかし、このタイトルの関係の章が一番ページ数が少ないとは・・・多少騙された感じ(x_x)。

2010年11月28日

完全犯罪に猫は何匹必要か?

今日も普通に仕事でして、特に書く事も無いので最近読んだ本でも。

タイトル買いしました(笑)、東川篤哉 - 「完全犯罪に猫は何匹必要か?」

招き猫4体+α、実ネコ6匹ほど出て来ましたが、結局のところ完全犯罪は成立せず。
それほどまでに完全犯罪は難しいのでチャレンジするのはやめましょうという教訓を・・・
え?そんな話では無くて?(^^;)。

出だしで失踪猫の謎が、中ほどで密室(?)殺人のトリックも分かってしまうので、そこからの解説がかなり眠かったような。無駄に登場人物間での掛け合いとかもあったりしますし。後半まで引っ張るほどの謎でも無いですし、かといって即バラシしたのでは薄っぺらくなってしまいますし、難しいt頃だとは思いますが、刑事と探偵の掛け合いをもっと前の方でやっておいて、ネタバラシエリアはサラっと流した方がテンポ的にもよかったのではないかと思います。

どっちかというと、アリバイトリックよりも死体に味噌汁がかかっていた謎の方が思い付きませんでした。そんなアホな理由があるか、科学捜査を舐め㌧かっちゅう話なんですけど(笑)。

シリーズ物なので登場人物の人となりがあまり書かれていないところも微妙にマイナスポイントのような気もしますけど、お気楽に本格っぽいミステリを読む分には充分楽しめる一冊だと思いました。

2010年11月22日

鋼の錬金術師

27巻、最終巻です。

いやぁ、こっちも無事終りました。この手の大人気漫画にしては、比較的無駄な引き延ばしも少なく、変な中断とかも無く、平穏無事に完結したっていうのはナカナカ珍しいかも。

ところで、結局人体錬成は可能という事になっちゃうので、そこんところはどうなんかしらという気も。だったらエドがそうしたように、アルもトリシャを生き返らせる事ができちゃうんじゃないの、という無粋なツッコミはやめにしておきましょう(笑)。でも、最後、ホーエンハイムが帰郷して来るところで、危うく涙腺が(^^;) アーアブナカッタ。

2010年11月19日

天上天下

22巻、最終巻です。分厚いです。

永久に続くかと思われた戦いですが、終わってみれば22巻と、思ったほどの量にはなりませんでしたね。それでも、20年近い連載でしたけど。広げ過ぎた大風呂敷も、ある程度回収できましたし、途中からほったらかしだった主人公の方割れも、話の途中に後日談を挟むという形で、一応のカッコだけは付けました的な。

ただ、アレですかね、結局主人公は大事な人を2人も失ってしまった訳なのに、その事に対する感慨とかが特に書ききれていないところが、多少残念ではあります。まぁ、どう取り繕っても収集を付けれ無さそうなので書かないでおいたという事なのかもしれませんけど。でも、亜夜ちゃんは龍眼で結末が既に見えていたみたいなので、伝わってたという可能性もありますが。

何はともあれ、無事完結してよかったです(^^;)。

2010年10月26日

僕はビートルズ 

2巻です。結構ペースが早いですな。

過去にタイムスリップし、ビートルズの楽曲を勝手に引っ提げてレコードデビュー。まだまだレコード会社の力が強く、プロダクションの自主制作というのが珍しい頃。レコード屋さんも、話題なので置きたいけどレコード会社から嫌われるから、と躊躇したり、時代を伺わせますね。

ポール・マッカートニーやら、ジョン・レノンやらが当時使用していた楽器の新品が手に入って喜ぶとか、そういうところはビートルズには疎い管理人にはイマイチよく分からないのですが、やっぱりファンの方だったら、垂涎モノなんでしょうかね。

話が進んで行くと、ホンモノも登場するんでしょうか。さすがに肖像権とかの問題で勝手に描くのはマズイとは思うのですが、コピーバンドの話なので、あまりいい気には思われず許可が出ないとか、そんな内輪の話でストーリー自体が迷走したりしない事を祈ります(笑)。

2010年10月19日

ノノノノ

12巻です。

この冬の目標「スキー再開」。もう10年以上行って無いんですけど(^^;)。
でも、さすがにスキージャンプは、真似事でもできませんよねぇ。

今巻では、繰り上げでインターハイ決勝に残り、どんどんゲートが下げられてるのに、皇帝もノノもバッケン飛びまくり。傾斜の無い所に落ちたらどれだけの衝撃があるのやら・・・。

それにしても、この帯「変態vs変態」て。
ま、確かにそうなんですけど(笑)、さすがにレジに持って行くのがためらわれました(-_-;)。

2010年10月11日

夏の名残りの薔薇

本日も普通に出社でして特に書く事も無いので昨日読み終わった本でも。
本当は昨日書こうと思ったのですが、ジェラートがあったので今日に延期(笑)。

恩田陸 - 「夏の名残りの薔薇」

有力者の三姉妹が山奥のクラシック・ホテルで毎年秋に開催する豪華なパーティ。招待客は親族やビジネスパートナーなどの成功者ばかり。そして、雪で閉ざされた格調高いホテルで事件は起こった。果たして誰が死んで誰が死ななかったのか。そもそも「事件」自体が本当に起こったのだろうか。

各章は、それぞれ登場人物による一人称形式でリレーされ、章終わりには誰かが死ぬが、次の章が始まると、死んだはずの人物が何事も無かったかのようにシレっと登場する。誰かがどこかで嘘をついているのか、もしくはこの手のミステリーでありがちの「全員が嘘をついているパターン」なのかとも思うが、それぞれの殺人(?)に関連性が見えず、また一人称語りでは嘘をつく必然性が見当たらないのでなのでそうでもなさそう。

実害が無いと思うので書いてしまうと、どこまでが本当の事なのかは最後まで来ても明確には明かされておらず、amazonの書評などを読んでみても、ソコに不満がある人が多いようで、また、時々半ページほどの『去年、マリエンバートで』という実在の映画の脚本が挿入され、読みにくい事この上ないが、一応最後には物語的にはオチているので、これはこれでありではないかと思う。[まひるの月を追いかけて]のような「後はどうなったかあなたのご想像にお任せします」的な終り方よりも、こちらの方が数倍「終結」しているのではないか。

そもそも、真実を全て明白にする事自体はそれほど重要な事では無いと登場人物の口からも語られているし、現に物語の主眼は誰が死んだとか誰が殺したとかそんな唯物的なところには無い。ただ、この結末には必須条件とはいえ主人公の心変りを書ききれていないところは最大のウイークポイントかと思う。人の心とはそういうものだ、という事かもしれないが、もう少しランディングポイントまで助走が必要だったのではないだろうか。

どこまでが本当でどこまでが嘘なのか、どこまでが現実に起こった事でどこまでが幻だったのか、そういう事をあまり考えず、それこそ本当に山奥の豪華な山荘ででもこの本を片手に紅茶をくゆらせながら、そのリッチな世界に自分も泳いでいるかのような気持ちで、作者の用意した罠に敢えて落ちてみるのもいいかもしれない。ま、「優雅」というにはアチコチで結構ドロドロした人間関係が展開されるので、そういうグロテスクなモノに抵抗がある人にはお勧めできないが。

今日は何となく、読書感想文ブログっぽい文にしてみましたm(_ _)m トクニ イミナシ。

2010年10月 5日

僕を殺した女

書くネタに困ったら本でも(^^;)。

北川歩実 - 「僕を殺した女」 。

ある朝目覚めると体が女になっていた。しかも時間は5年後にタイムスリップしていた。
家には、かつての僕の名前・同じ顔の男が存在している。僕は一体誰なんだ?

という感じで、記憶喪失モノは数あれど、更に性別まで変わっちゃうという大胆な謎にどう決着を付けるのか(^^;)。僕は彼女で彼女は彼で彼は僕で、母親がアレでアレが母親で、姉がアレでアレが姉で・・・父親がアレでアレが父親で・・・伯父が・・・婚約者が・・・え?みたいな感じでこんがらがって、というか、何度もそこまでの考察が覆されて振り出しに戻る、という展開で途中で読むのが面倒になってきてしまいますが、一応最後には、どういう経緯でそうなったかが説明付けられます。

タイムスリップとか、飲んだら女になる薬が発明されました、とかそういう飛び道具的なギミックは無く、一応、再度言いますが「一応」無理無く説明されて解決(?)します。でも、やっぱり『作り過ぎ』の感はいなめません(笑)。

話は変わりますが、最近、完全犯罪について考えてます。
整理すると問題点は3点ほどに絞られ、何とかなるのじゃなかろうかと思ったりもしています。

・動機をどう隠すか。
 →後々ボロが出てしまうリスクを冒すぐらいなら隠さなければ良い。
   あとは如何に取り調べに対して冷静かつ論理的に対処するか。
・アリバイをどうするか。
 →無理に作るとアラまで作ってしまう可能性もあるのでいっそ現場にいればいい。
   あとは如何に目撃者を出さないかに心血を注ぐべき。
・証拠をどう隠ぺいするか。
 →隠そうとするから見付かるのであり不自然に消さなくていいのでは。
   あとは如何に「物理的な」証拠を残さない方法を編み出すか。

早い話が、最悪容疑者として捕まる可能性まで見据えて、それでも立証できなければ「灰色」で終らせる、という覚悟で臨めば、何とかなるのではと。まぁ、その瞬間に社会的には居場所が無くなる可能性もありますが、それを引き換えにしても何とかしたいと思うような事も・・・あ、フィクションですからね(^^;)。

2010年9月21日

彼女のカレラ

18巻です。

先週金曜には出てたハズが、職場近くの超大手本屋さんに並んでおらず今頃の購入になってしまいました。使えん本屋じゃ、紀伊○屋。新刊の陳列も無茶苦茶で分かりづらいし、雑誌も書籍もコロコロと棚を替えるし、何がしたいのやら。という話とは関係無く。

今回は、代車のケイマンで半分ぐらい使っており、主人公の964RSは、本編ではたったの1コマ登場したのみ。遂にネタ切れか(笑)。二重人格(?)ブラック麗菜も、相変わらずちゃんとしたオチを考えて無さげな雰囲気で、勢いで使ってるようにも思えますが、どうするのやら。

ちなみに、管理人的にケイマンは、あのノッペリした顔つきがあまり得意ではないのですが、この表紙にもなっている、ノロイ姉さんのアレンジは結構いいですね。GT3とかのようなボンネット前のスリットと、ライト周りのペイントがアクセントになっててアリです。ま、好きでもやっぱりポルシェは買えませんけど(^^;)。

2010年9月12日

読書の秋と言うにはまだ暑過ぎます

本日も朝から普通に仕事でして特に書く事が無いため最近読んだ本でも。

歌野晶午 - 「死体を買う男」。

江戸川乱歩の未発表作が見つかった?三部構成の第二部まで雑誌に掲載された、作者名不詳のその傑作小説を読んで驚愕した既に引退して病気で死期が迫っている大御所小説家は、「この作品を自分の作品として世に出したい!」と思って昔のツテを頼りに作者に会いに行き、胸の内を吐露する。

という話なんですが、実際その作中作も全文掲載されており、一冊で二度美味しいという感じです。作中作の方は江戸川乱歩という事で、時代背景の都合もあって、事件自体が古臭い感じは否めませんし、おいおい、ソコを見逃すのかよとかいうツッコミもありつつの、一応綺麗にどんでん返しが用意されていて、まぁこんなモンやねと思ったら、その先、さらに先にまだ隠された事実が存在した、と何重にもひっくり返されます。

歌野晶午は『葉桜の季節に君を想うということ』で、「そんなモン、気が付くかいな」という騙され方(?)をしたので、敬遠していたのですが、綺麗さでいうとこちらの方が軍配が上がると思います。いずれにしても、一生懸命ネタをくって丁寧に書いてる人だなという印象がありますね。でもちょっと作り過ぎという感じもしますけど(^^;)。

ただ、タイトルの意味がよく分かりません。全然「買って」無いですしね。アナグラムだという説明を以前ネットで見かけましたが、出来上がった言葉が本文内容と関係無ければ意味無いと思うんですけどね。

2010年8月25日

僕はビートルズ

1巻です。

自称、『日本一のビートルズコピーバンド』内の2人がタイムスリップして行きついた先は昭和36年の日本。まだデビュー前のビートルズの曲を「自作の曲」として世界のヒットチャートに打って出ようとする2人の真意と、残り2人のメンバーの行方は?

ってな感じで、かわぐちかいじは「ジパング」に続いてのタイムスリップ系のネタですが、果たしてどのようにまとめるのか(原作付きですが)。なかなか楽曲が理解されずに世界には出て行けないまま、国内で足踏みしてる間に逆戻り、とかそんな予想をしておきます。ハズレる事を期待。残りの2人も別のバンドで同じ事やってて、曲の取り合いをするとか、そういうグダグダは・・・無いか(^^;)。

ところで、ポール好きの人って、みんな左利きに矯正してるモンなんですか?(笑)


2010年8月12日

鋼の錬金術師

26巻です。

あーあ、遂にホムンクルスが扉を開けて「神」と合体。ホボ無敵コマンド作動状態になってしまいました。「神の力」を手に入れた割には、何だか攻撃がイマイチ強くありませんが、そういう野暮なツッコミは無しにしましょう。

それにしても、ここで言うトコロの「神」とはどういうモノなのかイマイチはっきりしませんね。物理的「存在」としてのモノなのか、全能の「知識」を指してるのか。とはいえ、結局はこの手のお約束といいますか、「器が耐えられなくて自滅」のパターンになりつつも(^^;)。

ちなみに、本編は先々月で完結してしまいましたが、雑誌では早速「外伝」の連載が始まるとか。コレ1本で支えられていた感もある雑誌でしたので、連載終了で一気に売上ダウンしてしまい、出版社から泣きのお願いが入ったのでしょうか(笑)。ま、続けて読めるのはありがたい事なのでよしとしましょう。

2010年8月 6日

頭文字D

41巻です。

高橋涼介が久々にFCを引っ張り出して、因縁の(?)R32 GT-Rと箱根でドギャーンとかドヒューンとか走り回るのがほとんど。下りを全力で走りながらターンインの瞬間に斜め後ろからヒットされて、どうやって立て直す事が出来るのかよく分かりませんが。。

しかし、これだけページ数と日数とをかけて対決してんですから、さぞ壮大なドラマが隠されているんでしょうね。単に惚れたとかはれたとか言ってる間に突然事故でお亡くなりになって、程度の話でお茶を濁された日には破いて棄てる準備があります(笑)。ま、そんな感じなんだとは思いますけど(^^;)。最後は32Rさんが「俺が間違ってたのか!うおー!」とか言って号泣して終了、に3,000点。

2010年7月26日

インシテミル

うーむ、今日も特に書く事が無いので最近読んだ本でも。休日出勤明けの月曜日くらい、の~んびりと仕事したかったのに、結局昼食を取る時間もありませんでした。今週のあとの4日間こそ、ぐだぐだ~っと頑張ろう!(←どういう意味だ)

そんな訳で、米澤穂信 - 「インシテミル」。

アルバイト情報誌に載っていた、誤植かと思われた『時給1120百円』という超破格のアルバイトは、集められた12人が閉ざされた空間での共同生活を24時間モニタリングされるという行動心理の研究で、誰かを殺せば数に応じてボーナス、犯人を指摘すればまたボーナス、という恐ろしい内容だった。

ってな感じの、王道のクローズドサークル物なのですが・・・ちょっと内容の割に長い(笑)。アラを探せば幾らでも出てくるのですが、そういう所は比較的どうでもいいやと思わせるところが肩肘張らない雰囲気で救われて・・・ると言えるのかどうなのか。人はバタバタと死んでいくのにね。殺される人も、この状況下で何と暢気に構えてるなという感じで。

特に主人公が途中から人格が豹変したかのようにベラベラ喋り出して、ドンドコ解答を出していくところとか、だったら最初からそうしておけよ、とツッコミたくもなるのですが、それはこの手の推理物(?)の常套手段、「他人様が何人死のうが、主人公のおいしい場面を最後に取っておく」手法。まぁ、それも王道といえば王道なんでしょうけど。

どうしても納得行かない点が二点。12人の中に、オチを語るためだけに存在する謎の少女が含まれる訳ですが、主催者側が本当に参加者の身元調査をちゃんとしているのであれば、こんな人を参加させる訳が無かろうという点と、時給1120百円という微妙に切りのよくない金額に何か特別な意味がある訳では無く、単に最終金額からの逆算によって出されたモノだったとしたら、ちょっと興醒めかなという点でしょうか。

ただ、「犯人の特定は参加者の多数決」という点は斬新でしたし、「お金目的だけで果たして連鎖殺人を発生させれるのか」という主催者側の課題も、比較的うまい事クリアしてたように思います。それでも、これだけの投資を果たして回収できるのかどうかという疑問は残りますが、所詮は作り話ですし、管理人も幾らお金を積まれても、こんなバイトはしないですけどね。多分(^_^;)。

2010年7月22日

ガンダム THE ORIGIN

21巻です。

ソーラ・レイ発射から、アー・バオア・クー攻略戦が開始、ララァが死ぬ辺りまで一気に。

本編ではあまり触れられなかった、レビル亡き後の艦隊指揮権の話やら、地球連邦の「軍」ではなくて「政府」の人の話とかも少し出て来て興味深いです。また、巻末では「戦争」としての話のリアリティを持たせるために持たれたブレインストーミングの要約なども掲載されていて充実した内容でした。

もうちょっと無駄に盛り上げるかと思いましたが、ララァが割とあっさり目に死んでしまってファンの方々涙目、という感じでしょうか。戦争って残酷なモンですね(漫画だ、漫画)。