半分売れ残るケーキ屋がなぜ儲かるのか

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積年の謎を解決するため、タイトル買いしてしまいました(笑)。

柴山 政行 - 「半分売れ残るケーキ屋がなぜ儲かるのか」。

結論「一般製造業に比べて原材料率が低いので上乗せしてるからですよ」と。

・・・

そのぐらい知ってるわ!!馬鹿にすな!!(笑)

今をさかのぼる事、数年前、まだ社会人なりたての頃に、某居酒屋さん関係の仕事をした事があるのですが、その時に知ってしまった原価(原材料費)のあまりの安さに腰を抜かしてしまい、できるだけ飲み屋には近寄らないでおこうと心に誓った管理人ですので、そのぐらいの基礎知識は持ってはりますのよ。いや、あの頃はまだ若くて社会の仕組みとやらをまだ知りませんでしたから(^^;)。

で、話を戻すと、それでも「普段、そんなにケーキを買わんやろ」と思うのですが、どうなんでしょうね。例えば、街の個人経営のケーキ屋さんがあったとします。オーナーパティシエ1人で製造しながら月給30万ほど確保するとして、助手と店員で2名の女の子をバイトで雇うと15万×2、人件費だけで60万ほどになります。人件費/原材料費(倍額を見込む)/固定費+減価償却+利益、がそれぞれ1/3づつ経費としてかかるとみると、月間200万ほどの売上が無いとやっていけません(少ないな・・・)。1個400円のショートケーキを月に5,000個、25日営業とすると1日200個、お客さんが1人平均5個買ってくれるとしたら40人、8時間営業とすると時間当たり5人。12分に1人が5個づつ買い続けてくれるとしてトントンか・・・って結構敷居が高い数字だと思うのですよ。土日ならまだしも、平日にそのぐらいのペースで売れるモノなのかどうか・・・。

まぁ、実際はもっと利益率のいいモノやら、日持ちのするモノやらも売っていますので、そっちの助けが大きいのかもしれませんけど。最近は技術も発達してきているので、ケーキ自体も冷凍保存してますしね。そうか、何となくやっていけそうなんだなという気がして来ました(笑)。

公開されてるIR情報などからアレコレ類推してみたり、他にも
・客よりも店員が多いデパート、儲けはあるのか。
・高級ブランド店で購入しているお客はめったにいない。どうやって儲けているのか。
・1日平均200冊の本が発行されているが返品は半分近く。出版社はやっていけるのか。
・客の回転を上げる事で儲けを上げれる喫茶店と、客が居座る漫画喫茶は矛盾していないか。
とか、色々書かれているのですが、だいたい想定の範囲で。

途中からネタ切れになったのか、野球選手の年棒の話になったり、「2年目のジンクス」は存在する事を検証したりと、迷走したりしますが、時間が余って仕方無い時に軽い気持ちで「へー」とか鼻で笑いながら読む分には面白い本でした。ゆっくり読んでも2時間程度なので、興味がある方は立ち読みででもどうぞ(爆)。

しかし、このタイトルの関係の章が一番ページ数が少ないとは・・・多少騙された感じ(x_x)。

コメント(3)

たにやんさん>
 上の数字は本に載ってたのではなく、私が勝手に書いたものですので(^^;)。
 でも、月200と聞くと少ないように思いますが、年2400と聞くと多いようにも思いますね。
 感覚って、いい加減なモンです(笑)。

JGさん>
 その手があったか!
 でも、印税が入って来る前に栄養過多であの世逝きだと思いますσ(-_-;)。

御提案
 『売れ残ったケーキ、タダで下さい』
ってタイトルで本を上梓してくださいマシ。
管理人サマの文才なら大丈夫!
印税でケーキおごってネ(^_^)v

3人で年商2400万ですか。
ケーキ屋さんの設備費がどの程度掛かるかは存じませんが、そこまで無くてもいけそうな気がします。
自分、仕事間違えたな(^_^;)

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このページは、skoyamaが2010年12月 1日 23:41に書いたブログ記事です。

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