さよならドビュッシー

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この本を読み始めたのは忘れもしない3月10日でした。冒頭でスマトラ沖地震の話が少し出て来てたので、その晩に当時の記事やら動画やら写真やらを見て「恐ろしい・・・」と思っていたら、翌日に東北地震が起こったので背筋が凍りました。何とタイミングの悪い・・・。

そんな訳で数日放置してあったのですが、本日読み切りました(^^;)。

「さよならドビュッシー」 - 中山七里。

ピアニストを目指す遥、16歳。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福な彼女の人生は、ある日突然終わりを迎える。祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負ってしまったのだ。それでも彼女は逆境に負けずピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する―。

序盤で「まさかねー。ハハハ。」と思っていた事が、見事に物語のオチでした・・・orz。

恐ろしく不幸なのに主人公が終始軽い(ようにしか読めない)ですし、今時こんなヤツはおらんやろというようないじめっ子が出て来たり、超人のような探偵が出て来たりと、何て言いますか、30年ぐらい前のスポ根少女漫画を読んでるようで、非常になんとも(^^;)。

コンクールなどの演奏シーンは一生懸命書かれてるなという感じですが、それ以外の箇所との温度差があり過ぎて。。いや、いや、おじさんマイッタ(誰がおじさんか)。文章はいいんですけど、登場人物のセリフ回しとかがヒネリが無くてね。ソコだけでも何とかなれば、もうちょっと評価は変わるのかもしれませんが。。暇な時に一気読みして「あー、いい音楽が聴きたくなったな」と思う分にはいいかもしれませんネ☆。

という事で、作中にも出てきた、リストのマゼッパでも。
運指に目が付いて行かん(@_@;)。

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どの動画を貼ろうかとマゼッパばかり20数個の動画を見ましたが、
こういうのはどうしても早弾きに神経が行ってしまうのか、
自分で録って上げてられる動画は「あー早いねスゴイね」という感じで
こういうちゃんとした(?)人のがやっぱり一番まとまっていました。
ホンマモンはスゴイですね(^_^;)。

JazzピアニストでもMichel Camiloってのがいい勝負かこれ以上に早弾きで
以前、生で観た時は暫く口が塞がりませんでした。。(@o@;)

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このページは、skoyamaが2011年3月28日 23:58に書いたブログ記事です。

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