そりゃ、咲かんわ

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本格的に書くことが無いので、また最近読んだ本でも。しかし、このブログを始めて、はや5年半。読書感想文(?)はネタが無い時の最後の最後の手段として取っていたのに、近頃解禁気味。。何か面白い事は無いものじゃろうか(-_-;)。

道尾秀介「向日葵の咲かない夏」。
あ、もう面倒臭いので、ネタバレ上等で(笑)。

主人公は小学校4年生の男の子。彼の住む町では最近、犬や猫が足を折られて口に石鹸を詰め込まれた格好で殺される事件が多発中。そんな中、一学期最後の日、学校を休んだクラスメイトのS君の家に届け物を持って行った主人公は、首をつって死んでいるS君を発見。しかも、学校に言いに行っている間に死体は消失。嘘をついたのかと疑われる中、「犯人を探し出して欲しい」と「蜘蛛」に生まれ変わって現れたS君のために、頭の切れる3歳の妹とともに真犯人探しを開始するが・・・。

といった感じなのですが、見ての通り、帯に「このミステリーがすごい!2009年版第一位」とか書いてあるので、あっさりオチが想像できてしまいました。「ファンタジー」とかではなく「ミステリー」って書かれちゃうと、どこかにトリックが隠されているなと、容易に想像できてしまいます。

まぁ、今回の場合、一人称語りの王道で、大方の予想通り、S君の生まれ変わった「蜘蛛」も、おませな妹も、主人公の幻想の産物である訳なのですが、駅での会話やら製麺所での場面とか、ところどころアラが散見するのですけど、それよりも、ふったネタを回収せずに放置するのは頂けません。

具体的に言うと、途中まで犯人と疑われていた人とか、主人公が想いを寄せているっぽい女の子とか、後者は多少顛末も書かれますが、基本的に放置です。あと、両親の言動も一部意味不明なままのところもありますし。一見関係無さそうな、あちこちに拡散した謎を最後でいかに一点に集約させるかがミステリーの醍醐味だと思うのですが、この作品の場合、中心の大ネタ作りに満足してしまったのか、周辺に投げた結構な数のボールはほったらかしになってますよ。

これで「一位」って、他に何か無かったんかいなと思います(^^;)。

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相変わらずドラマは見ないですねぇ。
「BOSS」は2話ほど見ましたが、古典トリックやってたので見なくなりました(^_^;)。

ドラマ好きの私としては、最近のドラマも似た傾向が強い。
周りに振っといてドキドキさせといて、一切触れずに終わり。
なんじゃぁ?と思っちゃう。時間(本だと頁数)との関係となんでしょうか?
阿部 寛の「白い春」は来週最終回だけど、振った分は一部収穫出来そうです。

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このページは、skoyamaが2009年6月16日 23:54に書いたブログ記事です。

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