DASH村

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ずいぶんと以前に書きましたが[鉄腕DASH]のDASH村が福島県の浪江町にあり、原発からの25km圏内にあたるため震災以降は放置状態になっていたそうなのですが、JAXAの協力(っていうかJAXAからの持ちかけ?)で、「ひまわりを植えて本当に放射性物質を吸ってくれるのか」という企画がスタートしたようでした。何週か前には新聞にも載っていましたが、今回放送一回目。

さすがに原発から北西に位置しているだけあって線量も高くて、計測した中では最大で35マイクロシーベルト/時もあったようです。単純計算で、ソコにい続けるだけで306ミリシーベルト/年にもなり、規制値の300倍以上の被曝になる計算のため、周辺調査やひまわりの種まきを合わせて2時間ほどで撤退していました。

JAXAの人が、「ココが高いかも」とか言いながら計測した所がそれほどでもなかったり、なにげに測った枯れ葉がモノすごく高かったりと、「へ~そうなんだ」とか言いながら、ちょっと楽しそうにも見えましたが、まぁ、得てして科学者ってそんな感じなんでしょうねと(^^;)。

ひまわりがセシウムを吸ってくれるというのは、チェルノブイリでの実験でも多少の傾向が見れたという程度で、今回のケースにも当てはまるかどうかは「やってみないと分からない」との事でした。で、もし吸ってくれたとして、じゃあ、そのひまわりはどうすんの、って話ではあります。放射性物質がそれで消えて無くなる訳では無いので、ひまわりが枯れて土に還ったら、また土に放射性物質が戻るだけですから。

吸ってくれたところで刈り取って他の汚染物質同様に処分するという流れになるのだと思うので、結構気の長い話になり、実用性と実効性には疑問がある処置方法になりますが、良い結果が出ようが出まいがJAXAとしては「折角なので試せる事は試してみたい」というのが、本音なのだろうとは思います。しかし、こうやって、一般に広く知られた芸能人が酸素タンクまで背負った防備状態で現場に入る絵をTVで流しただけでも、インパクトが結構あったように思います。

画像はNETで拾いました

ニュースを見ていますと、「タービン建屋地下のたまり水が溢れて海に流れ出たりする心配をしなくてもいい程度に水位が下がったので注水量を増やす予定」みたいな事をさらりと言っていましたが、半年も経ってるので、とっくに処理施設もメガフロートも一杯になっているでしょうし、それで注水し続けてて水位が下がるって事は、地下に染み出して行ってるか、また発熱して蒸発する勢いが増してるか、のどちらかじゃないんでしょうかね???それって大丈夫なんでしょうか???相変わらず、大本営発表は信用しきれない度MAXです(-_-;)。

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このページは、skoyamaが2011年9月11日 23:53に書いたブログ記事です。

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