Z GUNDAM

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今度はZガンダムが劇場版で出る様子ですな。
数あるガンダムのシリーズの中でも管理人的に一番の作品です。

さて、ガンダムの何が管理人を引き付けてやまないのかと言いますと、まごう事無き「SF」だからです。これを言いますと、濃ゆいSFファンの方々には鼻で笑われるのですが、それでも「SFである」と断言させて頂きます。

現代の戦争は何百キロ先からでのミサイルの撃ち合いが基本です。そして局地戦になって来ますと航空機による制空権争いになります。そんな戦争に「ロボット」は無用の長物です。そこに、ある一つの理論を言わばでっちあげ、そういった近代戦争の成り立たない「場」を作り上げてロボットの使用を正当化したその周到さが「科学的フィクション」で無くて何であろうか、っちゅう話です。

そんな訳で、今日はこんな物を発掘。

GUNDAM WARS PROJECT Z

「GUNDAM WARS PROJECT Z」モデルグラフィックスという模型雑誌から出てた本です。
ま、平たく言えばガンプラの改造指南本ですね。

この後、続巻が2冊出るのですが、版を重ねるごとに何と言いますか、作り手の熱意と言いましょうか、一歩間違えば怨念にまで昇華しそうなほどのパワーの感じられるシリーズです。いや、もう造形的にも素晴らしいの一言です。特にZはデザインのバリエーションも豊富で、それぞれにまたドラマが内包されていますので見ていて飽きません。

さて、話をZの劇場版に戻しますと、何点か懸念される事が・・・。

時間は?・・・初代ガンダムの劇場版は3本にも分かれましたが、そこまで引っ張るのはさすがに不可能ではないのか、でもあの複雑な話を一体ドコまで縮小可能なのかという疑問が・・・。

音は?・・・初代ガンダムのDVD化に伴って、声優や効果音なんかを変えてとり直したのが一部ではかなりな不評なのですが・・・どうやら今回も同じてつを踏みそうな感じ・・・。

単独上映?・・・昨年のクソ面白くもなかった「GUNDAM SEED」が非常に人気のようなので、ソレの映画化+オマケのような作りになるのではないのかという不安・・・。

とまぁ、何だかんだ言いつつも、わざわざ劇場までは見に行かないと思います(^_^;)。
面倒ですし、後でDVD借りりゃいいかと。
ええ、こういう事を言ってるから映画業界も発展しないんですよねぇ。

コメント(4)

なるほど、その女性キャラがロボットに乗ってるか否かという切り口までは見ていませんでした。
それは深いですね。いや、結果として浅いのかな(笑)。

私としては、ガンダムにはリアリティを求めていますので「ロボットアニメ然」とした見かたはしていません。
女性パイロットが多数存在する理由としては、男女同権が今より進んでおりかつ単純な人手不足と解釈しています。
ですので、死にキャラはパイロットであろうとなかろうと関係無く、ストーリー上に必然性があればOKと思っています。

SEEDに関して言えば、それをどうこう言うレベルではなく、ただ単に「子供におもちゃを売るため」
「萌えヲタと腐女子にキャラグッズを売るため」だけのツールであり、ストーリーからキャラクター設定、
メカデザインに至るまでとにかく無茶苦茶。よくここまでひどい物をいけしゃぁしゃぁと世に出せたものだなと、
しかもそれが目論み通りに当たっている事に対して、逆に感心する始末です。

チト熱くなってしまいましたが(^_^;)、早い話、トミノ氏には冥土の土産に、もう好き勝手に作って頂いて
バンダイは口出しするな、っちゅうコトです(^_^;)。

そういえばフレイとバジルール中尉が死んでましたっけ(^^;
でも、やっぱりSEEDにガンダム的盛り上がりを感じられないのは、ことごとく
『王道ロボットアニメ世代のキモ』を外してるからでしょうね。

マジンガーやゲッターロボから延々と続いた東映-サンライズ正統派ロボットアニメで
子供の頃に洗脳を受けた30代の視聴者の脳髄には、ロボットアニメでロボットに乗って
戦わない奴は『添え物』と見なす条件反射が刷り込まれているということを忘れてます。
野球に例えれば、ロボット(or それに近いメカ)を操縦してバトルを繰り広げるキャラだけが
『選手』であって、それ以外はベンチに居る『監督やマネージャー』なんですよね。
この刷り込みを受けた人間にとって、SEEDは

 『アクの強い監督やマネージャーやスコアラーがベンチ内で選手を巻き込んで
  ドロドロした人間模様を繰り広げる野球漫画』

と本質的に同じにしか見えない。だからマネージャーやスコアラーが何人苦しもうが
死のうが、ちっとも興奮しないし感動もしないワケですね。
個人的に『マクロス症候群』と命名してますが、メカのパイロットでない女性キャラに
重要な役回りをさせて萌えさせる、という『邪道な』ロボットアニメしかしらない
20代以下の新人類ならSEEDに違和感を感じないんでしょうけど(笑)
(もし仮にミンメイが死んだら泣くのが新人類。シラケるのが旧人類)

以前の冨野はライディーンの監督(但し途中降板)を皮切りに王道ロボットアニメを
多数手掛けてきた、いわば『我々に洗脳を施した張本人』だけあって、ブチ殺す女性キャラは
多少強引な展開をさせてでも、ちゃんとメカに乗せて戦わせてたんですが・・・・・
カガリがMSに乗り始めた時に『これでカガリはいずれブチ殺される運命確定だな』と
ニンマリした旧人類にとって、SEEDの結末は背信行為ってもんですよね(爆)

まぁ、御大は「登場人物を殺す事でしか人に感動を与えられない男」と言われてましたから(^^;)。
他にもエマやレコア、フォウ、ロザミア・・・枚挙にいとまがありませんね(^^;;)。

ちなみに、SEEDでも2人ほどお亡くなりになってます。
しかも片側はストーリー上全く何の必然性も無く逝かれました。
まさに「最終回だしここで死んどきゃ盛り上がるだろ」ってな感じが見え見えの
小学生以下(=冨野以下(笑))の脚本でしたよ。

しかも出てくるモビルスーツは敵も味方もガンダムばかり。
おもちゃ売るためだけのアニメだという事が丸分かりでした。

こんな駄作をありがたがるから余計に付け上がってくだらない物しか作らなくなるんですよねぇ。

Zの劇場版ですか・・・・・・登場人物が死ぬとこだけ繋ぎ合わせた


      『冨野スペシャルエディション』


とか言うなら絶対に見に行きますが(爆笑)
私に限らず『SEEDは女性キャラが死ななさすぎ!全員生き残るとは何事だ!
ララァやマチルダさんやクエスやプルやプルツーのように、重要な女性キャラほど
実にマヌケな死に様で呆気なく逝っちゃうのが冨野の法則だろ!』と憤慨している
30代半ばの冨野世代は必ず見に行くはず(笑)

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このブログ記事について

このページは、skoyamaが2004年5月 3日 16:53に書いたブログ記事です。

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